日報ビジネス株式会社が毎月発刊しているビジネスマッチングマガジン「carton&box」3月号に山陽製紙のPELP!が取り上げられました。
PELP!とは、山陽製紙の事業の一つで、企業から不用になったコピー用紙を回収し、リサイクルした「PELP!PAPER」を封筒、名刺といったオフィス用品やパッケージなどに生まれ変わらせるプロジェクトです。
企業は弊社から専用の「PELP!BAG」を購入し、企業は購入した「PELP!BAG」に不用なコピー用紙を詰めて送ります。山陽製紙は回収したコピー用紙をアップサイクルし、オーダーメイド品や雑貨に加工し、企業に販売します。
PELP!はコピー用紙を資源に変える、紙のアップサイクルサービスです。
以下記事より
「マッチした包装とブランドコンセプト」
この「PELP!」というキャッチーなネーミングと親近感のわくロゴデザインによって伝わるコンセプトはさることながら、包装容器としても専用の回収袋「PELP!BAG」は優れている。
まず、袋自体がPELP!PAPERを使用したもので「捨てず、燃やさず、めぐる紙」というコンセプトがわかりやすく表現されていると言っていい。次に、袋の最大容量がA4コピー用紙が4000枚約16kgとなっており、女性でも運べて宅配便でも送料がかかりすぎないサイズ感であること。大きすぎないがコピー用紙は悠々と入るモジュール設計かつ宅配便で製紙工場まで送れるなど高い利便性を誇る。そしてもう一つ、事業所から製紙工場まで一度も開封せずにそのまま溶解できる点が優れている。紐で括ったり、箱に詰めたりと違い、入れ替えの手間や工場での分別負担を軽減し、情報を保護する機能も持っている。
最後に山陽製紙全体としての強みや展望を聞くと、「大量ではなく、少量からオーダーメイドで企画開発ができるのが当社の強み。おかかえ製紙会社になれるよう独自の提案を強めていきたい」(原田社長)。脱プラの動きなども世間的に注目される近年、すでにコピー用紙以外でも古紙再生の新形態には需要が見られるとのこと。今後の展開への期待感が持てるビジネスとして引き続き注目されそうだ。