参考リンク:「カーボンニュートラルのために個人でできることは?脱炭素に向けた取り組みを実践しよう」
背伸びをしない、ささやかだけど確かな「プチECO」
今回ご登壇いただいた株式会社オンザウェイ様(以下、オンザウェイ様)は東京都・町田市を拠点として1991年に設立。無線機やカメラのリースやレンタルサービスをメインに事業を展開しています。
『共に育つ』という経営理念のもとに「①明るく元気なGREEN STAGE」「 ②よろこびを届ける」「 ③しあわせに生きる」という3つの目的を明示し、≪一隅を照らす≫というミッションを約50名の全社員が大切にしながら日々従事されています。
今回はそんなオンザウェイ様が日々社内で取り組まれている「プチECO」活動をご共有いただきました。
もったいない精神から生まれた『2wayリース』
正規の代理店としてメーカーからの大量購入、入れ替えをした製品を用いたレンタルサービスを展開する中で、まだ使えるけれど回収するシーンが幾度もあったのだとか。
回収した機材を廃棄せずに活用するために生まれたのが同社の『2wayリース』です。故障してしまった際には何度も無償でエンジニアの方が修理をし、可能な限り継続使用をしていただいているそうです。その数は年間35,000器にものぼり、修理されて再度活躍の場に戻すことで廃棄物の削減に貢献。
また、もし修理が利かない場合もそのまま処分するのではなく、自社で部品を分別し、リユース及びリサイクルすることで資源の有効活用に努めています。
プチECOなアイテム開発
お客様への製品発送の際に用いるプラ製のエアパッキンやその他緩衝材も、到着後はゴミとして廃棄されてしまいます。同社ではこの当たり前とも言える「緩衝材」を省資源化するために製品発送用の専用ケースを開発。脱プラと同時にコストの削減にも繋がっています。
バックオフィス業務における『プチECO』
オンザウェイ様ではオフィス環境やバックオフィス業務の中においても様々な工夫をされています。
社屋は屋上に太陽光パネルと雨水の貯蔵タンクを配備し、清掃や草花への水やり等へ活用。
敷地内ではそんな自然の恩恵を受け、執務スペースにある中庭では四季折々の自然が楽しめるそうです。
その他、届いた封筒に自社にて作成した『グリーンラベル』を貼って再利用に繋げたり、古切手や古本等の寄付、社内での不用品交換会『もったいない会』の実施など、社員のみなさんが主体・一丸となって活動に取り組んでいるとのこと。
今回のご共有にもあるように、オンザウェイ様では脱炭素、サスティナビリティへの取り組みは決して特別なものではなく、ささやかな「プチECO」が一つ一つ積み重なったたものでした。
業種や規模は異なれど、何よりも身近なお手本であり非常に参考になる点の多いオンザウェイ様のご共有でした。
0から1へ、実践する脱炭素
脱炭素に関しては、国単位、企業、個人など各スケールにおいて様々な指標や取り組み方があります。
株式会社オンザウェイ様の事例からは、取り組みを促進するためのマインドセットを全社員で共有し、実践することの大切さが伺えます。
昨今のESG投資の潮流や、脱炭素に向けた法規制などが進む中で、脱炭素に取り組む余裕がない・本業に支障が出てしまう、というお悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
そのような場合、従業員個人レベルでも取り組めることに目を向け、まずは社全体として脱炭素への足並みを揃えるなど、0を1にすることをスタートとしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、段階的にエネルギーシフトやCO2排出量の把握と削減目標の策定など、国や世界基準に基づいた脱炭素の取り組みを実践することも重要です。
日本は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする(ネットゼロ)、カーボンニュートラルの達成を世界に表明しています。また、ネットゼロに整合性を持たせるために掲げるのは、2030年に温室効果ガス-46%(2013年度比)という中期的な目標です。
日本政府は更に-50%の高みに挑戦を続けていくと宣言しており、これを達成するためには個人・一般家庭・法人や団体・国など、あらゆる規模での取り組みが欠かせないのです。
日本の企業の9割以上を占める中小事業者の取り組みを促進する、また0を1にしていくことで、脱炭素に大きなインパクトをもたらすことは間違いありません。
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